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無添加のドッグフードとは?避けるべき添加物や無添加の意味、メリット、デメリット、選び方、与え方などを解説!

無添加のドッグフードとは?避けるべき添加物や無添加の意味、メリット、デメリット、選び方、与え方などを解説!
無添加のドッグフードとは?避けるべき添加物や無添加の意味、メリット、デメリット、選び方、与え方などを解説!

無添加ドッグフードとは、合成の保存料や着色料、香料などの化学的な添加物を使用しないドッグフードのことを指します。愛犬の健康を考えたこのフードは、多くの飼い主から注目を集めています。

しかし、無添加のドッグフードを選ぶ際には、どのような点に注意すべきなのでしょうか?本記事では、無添加ドッグフードの意味や避けるべき添加物、メリット、デメリット、選び方などを解説します。

目次

無添加のドッグフードとは?

そもそも無添加のドッグフードとはどのようなドッグフードなのでしょうか?ここでは、添加物について解説した上で、無添加のドッグフードの意味を説明します。

そもそも添加物とは? ~添加物の役割と目的~

ドッグフードに含まれる添加物は、さまざまな目的で使用される多種多様な成分を指します。これらの添加物は、「ドッグフードの栄養価を高める」、「保存性を向上させる」、「外観や味を改善する」などの役割を担っています。ここでは、ドッグフードに一般的に含まれる主な添加物について説明します。

まず、保存料はドッグフードの鮮度を保ち、長期間の保存を可能にするために重要な役割を果たします。これには自然由来のものと化学合成のものがあります。自然由来の保存料としては、ビタミンE(トコフェロール)、ビタミンC(アスコルビン酸)がよく使われ、これらは酸化防止剤としての役割も持ちます。一方で、化学合成された保存料にはブチルヒドロキシアニソール(BHA)やブチルヒドロキシトルエン(BHT)、エトキシキンなどがあり、これらは非常に効果的ですが、使用する際にはその安全性に注意が必要です。

次に、着色料ですが、これは製品を外観上魅力的に見せるために使用されます。自然由来のものとしてはビートジュースやカロチンがあり、合成着色料としてはタール色素が使われることもありますが、最近では自然由来のものが好まれる傾向にあります。

香料もドッグフードに添加されることがあり、これには食欲を刺激する目的があります。自然な肉や魚の香りを強化するために、食品由来のエキスが使われることが多いです。

また、ドッグフードには栄養補助として各種ビタミンやミネラルが添加されることが多いです。これらは、犬の健康を維持するために必要な栄養素を補うために不可欠です。例えば、カルシウムやリンは骨の健康に、鉄は血液の健康に、亜鉛は免疫系と皮膚の健康に重要です。

最後に、増粘剤や乳化剤などの添加物があります。これらは主にウェットフードの質感を改良するために使われ、品質を保持する役割を持っています。例としては、カラギーナンやキサンタンガムなどがあります。

無添加のドッグフードとは?

無添加ドッグフードとは、一般的には合成の保存料、着色料、香料といった化学的な添加物を一切含まないドッグフードフードのことを指します。しかしながら、明確な定義はないので、無添加ドッグフードを購入する際には原材料や成分表を確認することが重要です。

無添加ドッグフードでは、一般的に高品質なお肉やお魚が主たるたんぱく質源として使用され、穀物や大豆などを避ける傾向にあります。これにより、食物アレルギーを持つ犬にも適した選択肢となります。また、自然の食材から直接摂取されるビタミンやミネラルは、犬の健康をサポートし、免疫力の維持に役立ちます。

無添加フードは、ドッグフードの安全性を高めるため、なるべく保存料を使用せず、あるいは自然由来の保存料を使用して、保存性を確保しています。ただし、これらの影響により、無添加ドッグフードは、開封後に速やかに使い切るか適切に保存する必要があります。

ドッグフードによく含まれる添加物とは?

ここでは、ドッグフードによく含まれる添加物について解説します。

ビタミン類

ドッグフードに含まれるビタミン類の添加物は、通常の食材だけでは賄えないビタミン類を補足するために添加され、犬の健康維持や成長促進に非常に重要です。ビタミンは水溶性と脂溶性の二つのカテゴリに分けられます。

水溶性ビタミンには、ビタミンCとB群ビタミン(B1、B2、B3、B5、B6、B9、B12など)が存在します。これらのビタミンは体内で長く貯蔵されることはなく、摂取後に余分な部分は尿とともに排出されるため、犬の食事に定期的に含まれている必要があります。ビタミンCは強力な抗酸化作用を持っており、ストレスや炎症の軽減に効果があります。また、B群ビタミンはエネルギー代謝や赤血球の形成に関わっており、神経機能や皮膚の健康を支える役割を担っています。

脂溶性ビタミンにはビタミンA、D、E、Kがあります。これらのビタミンは体内の脂肪組織に貯蔵されるため、水溶性ビタミンよりも過剰摂取に注意が必要です。ビタミンAは視覚の健康と免疫力を支え、皮膚や毛の健康にも欠かせません。ビタミンDはカルシウムとリンの代謝を調節し、健康な骨格の維持に不可欠です。ビタミンEは細胞膜を保護する抗酸化物質として知られ、ビタミンKは血液凝固に必要で、骨の健康にも寄与します。

ミネラル類

ドッグフードに含まれるミネラル類の添加物は、通常の食材だけでは賄えないミネラル類を補足するために添加され、犬の健康維持や成長促進に非常に重要です。ミネラルは、主要必須ミネラルと微量必須ミネラルに大きく分けられます。

主要必須ミネラルにはカルシウム、リン、マグネシウム、ナトリウム、カリウム、塩素があります。カルシウムとリンは骨と歯の健康を維持するのに特に重要で、適切な比率で摂取することが推奨されます。ナトリウムとカリウムは体内の水分バランスと神経伝達に不可欠です。マグネシウムは酵素の活性化や筋肉の機能に関わっており、適切な量の摂取が欠かせません。

微量必須ミネラルには鉄、亜鉛、銅、マンガン、セレニウム、ヨウ素などがあります。例えば、鉄は血液中のヘモグロビンの主要成分であり、酸素の運搬に関わっています。亜鉛は免疫機能と皮膚の健康を支え、銅は血液の生成と結合組織の保護に必要です。マンガンは骨の成長と酵素の機能に影響を与え、セレニウムは抗酸化物質として細胞を保護します。ヨウ素は甲状腺ホルモンの合成に必須で、代謝率を調節しています。

保存料

ドッグフードに含まれる保存料は、フードを長期間品質を維持するために使用されえる添加物です。保存料は菌の繁殖を抑制し、酸化を防ぎ、ドッグフードの安全性と栄養価を長持ちさせる役割を果たします。保存料には、化学的に合成された保存料と天然由来の保存料が存在します。

化学的に合成された保存料には、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、エトキシキンなどがあり、脂質が豊富なドッグフードの酸化を防ぐのに役立ちます。これらは、効果的に保存性を向上させることができますが、長期的な視点では健康に悪影響を及ぼす可能性があることから、一部の飼い主や専門家からは慎重な使用が求められています。

天然由来の保存料にはビタミンC(アスコルビン酸)、ビタミンE(トコフェロール類)などがあり、抗酸化物質として機能し、ドッグフードの酸化を防ぐことによって保存性を向上させます。天然保存料は化学的保存料に比べて安全性なので、健康志向の高い飼い主に選ばれることが多いものの、化学的に合成された保存料に比べて保存期間は短くなる傾向があります。

着色料

ドッグフードに含まれる着色料は、ドッグフードを自然な色合いに見せたり、加工過程で失われた色を補ったりすることにより、ドッグフードの視覚的魅力を高めるために使用されます。着色料には化学的に合成された着色料と天然由来の着色料が存在します。

化学的に合成された着色料にはタール色素が含まれることが多く、これらは石油関連の物質から化学的に合成されます。合成着色料は色の鮮やかさで優れていますが、健康への潜在的なリスクが述べられることがあります。例えば、一部の合成着色料は発がん性が示唆されたり、特定の色素に対するアレルギー反応を引き起こす可能性があるとされたりしています。

天然由来の着色料には、ビートジュース、パプリカ抽出物、カロチンなどがあり、これらは天然の植物や果物から抽出された色素を利用しています。これらの着色料は化学的なものよりも安全性が高いとされ、健康志向の飼い主から好まれる傾向にあります。天然由来の着色料は一般的に毒性が低く、アレルギー反応を引き起こすリスクも低いとされていますが、色の鮮明さが合成着色料に比べて劣ることがあります。

香料

ドッグフードに含まれる香料は、食欲を刺激し、犬が食事に興味を持つように香りを向上させるために添加されます。特に病気から回復中の犬や高齢犬など、食欲が落ちている犬にとって役立つ要素です。ドッグフードに使用される香料には、化学的に合成された香料と天然由来の香料が存在します。

化学的に合成された香料は、特定の香りを強くする効果が高いため、より食欲をそそりますが、アレルギー反応を引き起こしたり、中長期的に見たときに健康に悪影響を及ぼしていたりする場合があります。

天然由来の香料は、肉、魚、果物、野菜などの自然食材から抽出された香りを使用します。化学的に合成された香料よりも、香りが弱い傾向にありますが、安全面では優れています。

増粘剤

ドッグフードに含まれる増粘剤は、主にウェットフードに添加され、フードのの質感と口当たりを良くする目的で使用されます。増粘剤には、化学的に合成された増粘剤と天然由来の増粘剤が存在します。

化学的に合成された保存料としては、セルロースガムやポリソルベートなどが挙げられます。これらは、増粘効果が高く、魅力的な質感を実現島市が、愛犬の消化器系に悪影響を及ぼす可能性もあります。

天然由来の増粘剤は、、ラギーナン、グァーガム、キサンタンガム、ローカストビーンガムなどがあります。これらは主に植物や海藻から抽出され、口当たりの良さと魅力的な質感を比較的安全に実現します。

酸化防止剤

ドッグフードに含まれる酸化防止剤は、製品の品質を保持し、酸化を防ぐために使われる添加物です。酸化は脂肪が空気中の酸素と反応し、味や香りの劣化を引き超す反応です。酸化防止剤には、化学的に合成されたものと天然由来のものが存在します。

化学的に合成された保存料には、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、エトキシキンなどがあり、脂質が豊富なドッグフードの酸化を防ぐのに役立ちます。長期的にみると、健康に悪影響を及ぼす可能性があることから、専門家からは慎重な使用が求められています。

天然由来の保存料にはビタミンC(アスコルビン酸)、ビタミンE(トコフェロール類)などがあり、抗酸化物質として機能し、ドッグフードの酸化を防ぐことによって保存性を向上させます。天然酸化防止剤は化学的酸化防止剤に比べて安全性が高いものと言われています。

添加物に潜む危険性とは?

化学的に合成された添加物は中長期的にみると、犬の健康に良くない影響を及ぼす可能性もあります。ここでは、添加物に潜む危険性について解説します。

発がん性物質

ドッグフードに含まれる一部の添加物については、発がん性のリスクが指摘されています。特に、合成保存料である、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)やブチルヒドロキシトルエン(BHT)があり、これらは議論の的となっています。

これらの物質は、ドッグフードの脂肪成分が酸化することを防ぐために使用されていますが、動物実験において発がん性が報告されています。特にBHAは、いくつかの国で人間の食品からの使用が制限されているにもかかわらず、ペットフードには依然として使用されていることがあります。

遺伝子変異の可能性

エトキシキンもまた、ドッグフードに添加されることがある合成酸化防止剤で、その安全性について疑問が投げかけられています。

エトキシキンは農薬として開発されたもので、ペットフードの保存に非常に効果的ですが、遺伝子変異を引き起こす可能性が示唆されています。

アレルギー反応

ドッグフードに含まれる添加物は、アレルギー反応を引き起こす可能性があります。アレルギー反応は、犬の免疫が特定の食材の成分に対して過敏に反応することによって起こります。

この反応は、湿疹やかゆみ、嘔吐、下痢、呼吸困難、アナフィラキシーなどを引き起こす可能性があります。ドッグフードにおけるアレルギー反応の原因となる添加物には、合成着色料、合成香料、合成保存料などがあります。

もし、犬が食事によるアレルギー反応を示した場合、獣医師に相談することが重要です。

ドッグフードにおける注意すべき添加物

ここではドッグフードにおいて特に避けるべき添加物についてご紹介していきます。

保存料と酸化防止剤

避けるべき合成保存料のなかで特に議論の対象となっているのは、

  • ブチルヒドロキシアニソール(BHA)
  • ブチルヒドロキシトルエン(BHT)
  • エトキシキン

です。

これらの保存料は非常に効果的な酸化防止剤であり、ドッグフードの脂肪分が酸化し、品質が劣化するのを防ぎます。しかし、これらの化学物質は発がん性があると指摘されており、特にBHAとBHTは人間の食品においても使用が制限されている地域があるほどです。エトキシキンに至っては、元々は農薬として開発されたものであり、その安全性に対する懸念から、いくつかの国では使用が制限されています。

着色料

避けるべき合成着色料のなかで特に議論の的になっているのは、

  • 赤色2号
  • 赤色3号
  • 赤色40号
  • 黄色5号
  • 黄色4号
  • 青色2号
  • 青色102号 
  • 二酸化チタン

などがあります。

これらの化学物質は、犬にアレルギー反応を引き起こしたり、特定の健康問題に関連することが研究によって示されています。例えば、赤色40号は皮膚疾患や消化不良を引き起こす可能性があります。

保湿剤

避けるべき合成保湿剤のなかで特に議論の的になっているのは、

  • プロピレングリコール

です。

以前はドッグフードに広く使用されていましたが、犬の赤血球に損傷を与える可能性があることがわかり、現在では多くの国で使用が制限されています。また、一部の合成保湿剤はアレルギー反応を引き起こす可能性があります。

安全な傾向にある添加物

化学的に合成された添加物に比べて、比較的安全な傾向にある添加物をご紹介します。

酸化防止剤

天然の酸化防止剤は合成化学物質に比べて安全性が高く、一般的に犬の健康に悪影響を与えるリスクが低いとされています。主に使用される天然の酸化防止剤には、ビタミンE(トコフェロール)、ビタミンC(アスコルビン酸)、ローズマリー抽出物などがあります。

ビタミンEは脂溶性ビタミンで、強力な抗酸化作用を持っています。ドッグフードに添加されると、フード中の脂肪酸が酸化するのを防ぎ、フードの品質を長持ちさせることができます。また、ビタミンEは犬の免疫力のサポートや皮膚・被毛の健康維持にも寄与します。

ビタミンCもまた強力な抗酸化物質であり、水溶性ビタミンです。フードの酸化防止だけでなく、犬の健康をサポートするためにも重要です。特に免疫力に関して寄与してくれます。

ローズマリー抽出物は、天然ハーブのローズマリーから抽出されるエッセンシャルオイルや抗酸化成分を含む物質です。フード内の脂肪の酸化を防ぐのに効果的であり、安全性の高い酸化防止剤として広く利用されています。

ビタミン類・ミネラル類

ドッグフードに含まれる天然のビタミン類とミネラル類のサプリメントは、犬の健康維持に不可欠なこれらの物質です。

まず、ビタミン類のサプリメントについてです。ビタミン類は水溶性と脂溶性に分けられます。水溶性ビタミンは体内で長期間貯蔵されることがないため、食事を通じて定期的に補給する必要があります。脂溶性ビタミンは体内の脂肪組織に貯蔵され、適切な量を摂取することで多くの生理機能をサポートします。

次に、ミネラル類のサプリメントについてです。ミネラルは主要必須ミネラルと微量必須ミネラルに分けられます。主要必須ミネラルにはカルシウム、リン、ナトリウム、カリウムなどが含まれ、これらは犬の骨や歯の健康、神経機能の維持、水分バランスの調節に関わっています。微量必須ミネラルには鉄、亜鉛、銅、セレニウム、ヨウ素などがあります。鉄は酸素運搬に必要なヘモグロビンの生成に関わっており、亜鉛は免疫機能や皮膚の健康に寄与します。

無添加ドッグフードが注目されている背景

ここでは、無添加のドッグフードが注目されている背景を2つ解説します。

愛犬の健康に対する意識向上

近年、ペットを家族の一員と見なす観点が強まり、その健康に対する飼い主の関心が高まっています。これにより、多くの飼い主が、人間の食品と同様に、愛犬の食品に含まれる添加物や化学物質を意識するようになりました。

添加物が引き起こす健康問題についての報告が増えていることから、自然食品やオーガニック食品に近い、無添加や天然成分のみを使用したドッグフードに対する需要が増しています。

添加物へのアレルギー反応

特定の化学保存料、着色料、香料などがアレルギー反応の原因となることがあり、これらを避けたフードを求める飼い主が増えています。無添加ドッグフードは、こうした問題のリスクを減らす選択肢として注目されています。

無添加ドッグフードは健康に良いのか?

無添加ドッグフードは犬の健康に本当に良いのか?と思う飼い主の方もいらっしゃるのではないでしょうか?ただ、この問いに対しては明確な答えはありません。無添加ドッグフードとは、合成の保存料、着色料、香料などの添加物を使用していないドッグフードを指します。

無添加ドッグフードは、特定の化学物質に対してアレルギー反応を示す犬や、消化器系に何らかの健康問題を抱えている犬にとってより良い選択肢となります。また、長期的な健康へのリスクを低減する可能性もあります。

しかし、無添加ドッグフードが必ずしも全ての犬にとって最適な選択であるとは限りません。また、無添加フードであっても、その品質は使用される原材料の質に大きく依存します。そのため、愛犬の健康状態、年齢、品種、活動量に合ったドッグフードを選ぶのが重要です。

無添加ドッグフードのメリット

ここでは無添加ドッグフードを与えるメリットについて解説します。

アレルギー反応のリスク低減

化学的に合成された添加物にアレルギー反応を示す犬も存在し、症状としては皮膚の炎症、かゆみ、脱毛、消化不良、嘔吐、下痢などがあります。その観点では、無添加ドッグフードにはアレルギー反応のリスク低減させるメリットがあります。

消化の改善

無添加ドッグフードの主な成分は通常、高品質なたんぱく質、天然の炭水化物、必須脂肪酸、ビタミン、ミネラルなどで構成されています。これらの成分は化学的に合成された添加物に比べて、消化しやすく、犬の体が栄養を吸収しやすいといわれています。

消化の改善は、、養素吸収の最大化や免疫力強化、効率的なカロリー摂取に寄与します。また、腸内ガスの発生、腹痛、その他の消化器系の問題を減らすことができます。

安全性の向上

無添加ドッグフードは合成添加物や人工化学物質を含まないため、犬にとって健康面でより安全性が高いとされています。上述したようなアレルギー反応や消化改善なども関連していますが、無添加ドッグフードは発がん性物質などの中長期的に健康へよくない影響をもたらす可能性がある物質を含んでいません。

そのため、中長期的な健康リスクを鑑みると、少しでも長く過ごす時間をつくるという意味でも無添加ドッグフードは魅力的な選択肢になるといえます。

無添加ドッグフードのデメリット

ここでは無添加ドッグフードに関するデメリットについてご説明します。

価格が高い

無添加ドッグフードの製造には高品質な原材料が使用されます。これらは、化学的に合成された添加物に比べて仕入れコストが高い傾向にあります。なかには、ホルモン剤などを一切使用していない肉類やオーガニック野菜を使用している場合もあり、素材の育成段階から添加物や不要な物質をなるべく入れないようにこだわっていることがあります。

また、製造方法や保存方法、管理体制などに関しても、通常よりも工夫がなされているため、製造コストが上昇します。これらの理由から、無添加ドッグフードは通常のドッグフードよりも高くなる傾向にあります。

保存性の低さ

無添加ドッグフードには、化学的に合成された保存料は使用されておらず、天然由来の保存料が使用されていることがほとんどです。しかし、天然由来の保存料は化学的に合成された保存料よりも長持ちしないため、保存性が低くなってしまうデメリットがあります。

無添加ドッグフードのおすすめ5選!

おすすめ無添加ドッグフード①:犬猫生活 ドッグフード オールステージ用

犬猫生活 ドッグフード オールステージ用は、獣医師と共同開発された国産無添加・グレインフリー・ノンオイルコーティングのプレミアムドッグフードです。味わい豊かな4種の生肉が使用されており、風味を引き立てます。国産の鶏肉・牛肉・魚肉・鶏レバーをふんだんに使用し、犬の本来の習性を考慮した自然に近い栄養バランスを実現しています。

また、素材のおいしさを引き出し、栄養素の欠損をなるべく少なくする低温加熱製法を採用しており、犬が食事を楽しんでくれるような工夫がなされています。

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対象年齢全年齢
主原料国産牛肉(32%)、国産かぼちゃ(17%)、国産卵(17%)、国産白米(15%)、国産に生肉(鶏肉〈日本〉、牛肉〈ニュージーランド、オーストラリア、日本〉、金沢港の旬の魚〈日本〉、鶏レバー〈日本〉)、イモ類(ジャガイモ〈アメリカ〉、サツマイモ〈日本〉)、タピオカ澱粉〈タイ〉、カツオとマグロの魚粉〈日本〉など
フードタイプドライフード
100gあたりのカロリー347kcal
金額(税込み)6,908円(850g×2)

【公式】犬猫生活|国産・無添加ペットフード – わが子のごはんがあの子を救う。

おすすめ無添加ドッグフード②:このこのごはん

このこのごはんは、自然派志向のドッグフードです。主に新鮮な肉と野菜をもとに作られており、無添加で安全性が高く、犬の健康を第一に考えたレシピが特徴です。

食材はすべて人間が食べられる品質(ヒューマングレード)で、肉だけでなく野菜や穀物もバランス良く使用しています。特に、穀物については消化しやすい形に加工されており、アレルギーを引き起こしやすいとうもろこしや小麦は使用していません。代わりに栄養価の高い玄米などの雑穀を使用しており、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富です。

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対象年齢全年齢
主原料鶏肉(ささみ、レバー)、玄米、大麦、ビール酵母、鰹節、米油、乾燥卵黄鹿肉、まぐろ、青パパイヤ末、モリンガ、さつまいも、わかめ、昆布、乳酸菌、セレン酵母など
フードタイプドライフード
100gあたりのカロリー343kcal
金額(税込み)3,850円(1kg)

【公式】犬猫生活|国産・無添加ペットフード – わが子のごはんがあの子を救う。

おすすめ無添加ドッグフード④:Buddy FOOD(バディフード )

Buddy FOOD(バディフード )は、高品質な国産食材(主に九州産)と栄養バランスにこだわった成犬・シニア犬用のフレッシュフードを提供しています。子犬と成犬では、必要な栄養素とその摂取量が異なるため、オールステージ(全年齢対応)ではなく、成犬・シニア犬専用に特化しています。

使用される食材は全て人間が食べられる品質(ヒューマングレード)で、新鮮な食材のみを使用しており、甘味料、着色料、保存料、増粘剤、安定剤、ゲル化剤又は糊料、酸化防止剤、香料などの不要な添加物や保存料は一切含まれていません。栄養学専門獣医師とAAFCO(米国飼料検査官協会)最新版に基づき、犬の健康を考えて複数のレシピを考案しており、アレルギーに配慮した食材選びがなされているため、食物アレルギーがある犬にも安心して与えることができます。

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対象年齢・成犬(概ね1歳以上)
・シニア犬
主原料さつまいも、鶏卵、牛肉(黒毛和牛100%)、にんじん、キャベツ、スナップエンドウ、デキストリン、食用サフラワー油、酵母、植物油脂 など
※Beef/黒毛和牛の場合
フードタイプフレッシュフード
カロリー202kcal/145g(Beef/黒毛和牛)
金額(税込み)7,920円(145g×12パック)

Buddy FOOD(バディフード)【公式】

おすすめ無添加ドッグフード⑤:ココグルメ

ココグルメは、特に品質と安全性に重点を置いた犬のフレッシュフードを提供しています。人間が美味しく食べる新鮮な国産のお肉とお魚、お野菜のみ(ヒューマングレード)を使っており、酸化防止剤・発色剤・pH調整剤・保存料・着色料・調味料・香料などの不要な添加物や保存料を一切使用していません。また、食材そのものの香りや栄養をキープできる低温調理にこだわっています。

また、獣医師や栄養専門家によって監修されており、AAFCO(米国飼料検査官協会)の栄養基準を満たす総合栄養食のフレッシュフードでもあります。さらに、お惣菜など食品を作る工場において人間のごはんと同じ衛生基準で安全性と衛生管理を徹底しています。

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対象年齢全年齢
主原料国産鶏肉(むね、レバー、ささみ、ハツ、かわ)、国産さつまいも、国産かぼちゃ、国産にんじん、国産小松菜、ごま、殺菌乳酸菌、粉末昆布
※チキン&ベジタブルの場合
フードタイプフレッシュフード
100gあたりのカロリー116kcal(チキン&ベジタブル)
金額(税込み)4,640円(100g×8パック)

【獣医師監修】手づくりフレッシュドッグフード/ココグルメ【公式】

無添加ドッグフードの選び方

ここでは無添加ドッグフードの選び方について4つの視点で解説します。

不必要な添加物が含まれていないか確認する

ドッグフードには不必要な人口的な添加物が含まれることもあります。人工的な保存料や、着色料、香料、酸化防止剤などの不要な添加物を摂取するとアレルギー反応を引き起こしたりする可能性があるため注意しましょう。

特に以下の添加物が含まれていないものを選ぶようにしましょう。

  • 合成保存料
  • 着色料
  • 香料
  • 防腐剤
  • BHA
  • BHT

栄養バランスを確認する

犬の健康を維持するためにはバランスの取れた栄養が必要です。たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルが適切な比率で含まれているフードを選ぶことが大切です。特に成長期の犬や、特定の健康問題を持つ犬の場合は、その犬に合った栄養バランスを確認しましょう。

アレルギー食材が含まれていないか確認する

食物アレルギーを持つ犬の場合、特定の原材料を避ける必要があります。アレルギーを引き起こす可能性のある成分が含まれていないか、またはアレルギー対応の無添加ドッグフードを選ぶことが重要です。

獣医師が監修しているか確認する

無添加ドッグフードを選ぶ際には、獣医師や犬の栄養学に詳しい専門家がレシピを監修しているかどうかを確認することは非常に重要です。専門家が関与することで、科学的根拠に基づき、犬の生理的および栄養学的ニーズを満たすよう設計されていることが保証されます。

選ぶ際には、公式サイトなどで確認すると良いでしょう。

無添加ドッグフードへの切り替え方

無添加ドッグフードへの切り替えは、徐々に行うことが重要です。急な食事の変更は、犬の消化に負担をかけることがあり、下痢や嘔吐などの消化不良を引き起こす可能性があります。

まず、現在のドッグフードに少量の無添加ドッグフードを混ぜることから始めます。最初の数日間は、新しいフードを全体の10%から20%程度にして、残りは従来のフードを与え続けます。この比率で犬が新しいフードを受け入れ、消化に問題がないことを確認してから、徐々に無添加ドッグフードの割合を増やしていきます。

通常、完全に新しいフードに切り替えるまでには7日から10日かかります。毎日または2日ごとに新しいフードの比率を少しずつ増やし、古いフードの比率を減らしていきます。例えば、次のステップでは新しいフードを30%に増やし、その後50%、70%と徐々に増やしていきます。 この過程で、愛犬の様子を注意深く観察することが重要です。特に便の状態や日常生活の様子、食欲に変化がないかをチェックし、何か異常が見られた場合は切り替えを遅らせたり、獣医師さんに相談したりするようにしましょう。

無添加ドッグフードの与え方

主食として与える場合(ドライフード/フレッシュフード)

主食として与える場合は、その食事が犬にとって必要な栄養素を満たしている必要があります。これには、たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルなどがバランス良く含まれていることが重要です。完全な主食として無添加ドッグフードを選ぶ際には、製品が総合栄養食であることを確認し、適切な量を日々の食事として与えます。

トッピングとして与える場合(フレッシュフード)

無添加のフレッシュフードをトッピングとして使用する場合、主にドライフードやウェットフードの上に少量追加して味や栄養価を高める目的で使われます。トッピングとして使う際には、全体の食事のカロリーが過剰にならないように量を調整することが大切です。また、トッピング用のフレッシュフードを選ぶ際にも、高品質で新鮮な材料を使用した製品を選ぶことが推奨されます。

無添加ドッグフードのよくある質問

無添加ドッグフードとはどのようなフードですか?

無添加ドッグフードとは、一般的には合成保存料、人工着色料、人工香料などの人工的な化学添加物を一切使用していないドッグフードを指します。

無添加ドッグフードを選ぶポイントは?

まず成分リストを確認することが重要です。合成添加物が含まれていないことを確認し、主成分が高品質なたんぱく質であるかをチェックします。また、犬の年齢、サイズ、健康状態に適しているかどうかも考慮する必要があります。

まとめ

無添加ドッグフードは、合成保存料、人工着色料、人工香料などの化学添加物を使用せず、自然な原材料のみを使用してつくられます。これにより、アレルギーや食物不耐性を持つ犬に安心して与えることができます。

無添加ドッグフードを選ぶ際は、犬の年齢、健康状態、活動量に合ったフードを選びましょう。また、必要に応じて獣医師と相談しながら最適なフードを選定することが重要です。

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