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犬への納豆の与え方や効果、注意点などを解説!

犬への納豆の与え方や効果、注意点などを解説!
犬への納豆の与え方や効果、注意点などを解説!
目次

犬が納豆を食べても大丈夫?

犬が納豆と食べても問題ありません。納豆に含まれる「ナットウキナーゼ」は犬の健康維持に役立ちます。ただし、与える量には注意する必要があるので効果や注意点についても見ていきましょう。

犬にとっての納豆の栄養価

納豆にはたんぱく質、鉄分、食物繊維、ビタミン類、カリウム、カルシウムなどの栄養価が豊富に含まれています。犬が納豆を食べることで、腸内環境を整え、血流を良くする、皮膚の健康維持が期待できます。それぞれの栄養価を見ていきましょう。

ナットウキナーゼ

たんぱく質を体内で分解するための酵素である、ナットウキナーゼは、強力な血栓溶解作用があります。血液をサラサラにし、脳梗塞の予防にも役立てることができます。また、犬用サプリメントも販売されるなど、健康効果が高い栄養価として知られています。

大豆サポニン

ポリフェノールの一種で優れた抗酸化作用をもち、活性酸素を取り除き、脂肪の酸化予防、抗炎症作用、がん細胞の増殖抑制、動脈硬化の予防、心筋梗塞や脳梗塞の予防などにも役立ちます。

グルタミン酸

腸のバリア機能を促進する効果があり、炎症を予防したり腸内環境を改善したり、抗がん作用も期待されています。不足すると免疫力が低下して感染症のリスクを高めます。納豆のネバネバはグルタミン酸が結合してできたポリグルタミン酸で、カルシウムなどミネラルの吸収を促進する作用があります。

カリウム

過剰な塩分を排出してナトリウムとのバランスを保ち、血圧を安定させる作用があります。腎臓が弱っている場合は過剰になり心臓にダメージを与えてしまうため、摂取量には注意が必要です。

食物繊維

納豆は、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維のどちらも含まれています。腸内細菌のエサとなって腸内環境を改善したり、食後の血糖上昇をゆるやかにして糖尿病を予防したりする働きをします。水溶性は満腹感の持続や下痢の改善、不溶性は便秘の改善などの効果が期待できます。

納豆を与える際の注意点

犬の健康維持に役立つ栄養価が豊富に含まれる納豆ですが、与え方や与える量を誤ると、嘔吐や体重減少、気力の低下などにつながるため注意が必要です。与える際の注意点や与え方をさっそく見ていきましょう。

食材の処理方法

納豆は、加熱調理せずにそのまま与えることをおすすめします。納豆に含まれるナットウキナーゼは熱に弱く、長時間加熱すると本来の効果を損なう可能性があります。納豆の栄養価を効率よく摂取できる常温もしくは冷蔵のものがおすすめです。

納豆の過剰摂取

タンパク質やビタミン、ミネラルなどが多く含まれている納豆ですが、犬にとって植物性タンパク質は、動物性タンパク質と比べて消化吸収しにくい食べ物です。

与え過ぎてしまうと、栄養過多やミネラルのバランスを崩す可能性があり、下痢や嘔吐などの消化器の体調不良を引き起こします。そのため、メインの食材として与えるのではなく、トッピングやおやつ程度に与えることをおすすめします。

納豆のアレルギー

納豆は大豆からできているため、大豆アレルギーの犬に納豆を食べさせてはいけません。突然、アレルギーを発症する犬も少なくありませんので、初めて食べさせる際は、少量を与えて様子を見ましょう。

  • 下痢
  • 嘔吐
  • 皮膚のかゆみ
  • 元気がなくなる
  • 目の充血

もし、納豆を食べて体調を崩した場合は、早めに動物病院へ連れていきましょう。その際に、「いつ・どの程度」食べたかをきちんと説明するようにしましょう。

タレや薬味は与えない

犬に納豆を与える際には、付属しているタレやからし、薬味を加えてはいけません。

調味料は犬にとって塩分過多になったり、保存料や添加物などで健康に悪影響を与えたりする可能性もあります。また、薬味のネギに含まれる成分が赤血球を酸化させて溶血性貧血を引き起こし、最悪の場合死に至る危険性もあるため、納豆に加えて犬に与えるのはやめましょう。

腎臓を患っている、胃腸が弱い犬には与えるのを控える

腎臓を患っている犬

納豆にはカリウムが多く含まれます。腎臓病の犬はカリウムを排出できず「高カリウム血症」や「不整脈」を引き起こす原因となり、心停止のリスクが高まります。

胃腸が弱い犬

大豆サポニンは、脂質を溶かす力があるため腸表面の脂質にも働きます。胃腸が弱っている時や、もともと胃腸が弱い犬が食べると腸の炎症を引き起こす可能性があるので、与えるのを控えましょう。

納豆を与える際の適量

愛犬に与える量の目安は、栄養バランスを崩さないように一日に総摂取カロリーの10%程度に抑えましょう。

    犬の体重目安1日あたりの摂取可能目安
小型犬の場合(3~5kg)納豆パック1/4~1/3量(約10~20g)
中型犬の場合(5~10kg)納豆パック1/2量(約30g)
大型犬の場合(10~30kg)納豆パック全量(約50g)
子犬の場合3~5g(約小さじ1杯)
老犬(シニア犬)の場合3~5g(約小さじ1杯)
※数値は、避妊・去勢済みの犬で体重相応のおやつ(1日の総摂取カロリー目安の1割)として算出

犬用の納豆おやつのおすすめ

愛犬に与えられる納豆のおやつをご紹介します。

dot wan フリーズドライ納豆

ごはんのトッピングやおやつとしてもおすすめの商品です。フリーズドライなので納豆のネバネバが苦手な犬にもおすすめです。

参考:フリーズドライ納豆(120g)の通販【ドットわん】無添加ドッグフードで安心自然食

DOG TREE 【個包装15袋入り】フリーズドライ こつぶ納豆

ごはんのトッピングやおやつとしてもおすすめの商品です。個包装にされているので、使い勝手が非常に良いです

参考:[即日発送] 国産・無添加 フリーズドライ こつぶ納豆(個包装15袋入)|犬のおやつはDOGTREE(ドッグツリー)

よくある Q&A

納豆を与える際によくあるQ&Aをご紹介します。さっそく見ていきましょう。

ひきわり納豆は与えて大丈夫?

犬がひきわり納豆を食べても問題ありません。通常の納豆よりも粒の大きさが細かくカットされており、消化吸収もされやすく効率的に栄養を吸収することができるのでおすすめです。

子犬に納豆を与えても大丈夫?

子犬が納豆を食べても問題ありません。ただし、与え過ぎてしまうとたんぱく質の過剰摂取で栄養バランスを崩す可能性があるので、与える量には注意しましょう。

老犬(シニア犬)に納豆を与えても大丈夫?

老犬(シニア犬)が納豆を食べても問題ありません。ただし、胃腸が弱っている老犬には負担がかかってしまうため与えるのを控えましょう。

さらに、納豆にはカリウムも含まれています。腎臓病の犬はカリウムを排出できず「高カリウム血症」や「不整脈」を引き起こす原因となるため与えるのは控えましょう。

ヨーグルトと納豆を一緒に与えても大丈夫?

ヨーグルトと納豆を一緒に与えても問題ありません。腸内の善玉菌を増殖し、腸内環境を整える働きがあります。しかし、ヨーグルトに含まれる乳糖を多く与えすぎてしまうと下痢を引き起こす可能性もがあるため与えすぎには注意しましょう。

まとめ

納豆は、犬の健康維持に役立つ栄養が豊富に含まれている食材です。しかし、与える量や与え方を誤ってしまうと愛犬の健康を害してしまう可能性があるため、あくまでも1日の総カロリーの10%の量にとどめて与えるようにしましょう。

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